昨年の秋に畑を借り始めて、今年から本格的に畑仕事を始めるぞ!っという意気込みの中、本格的に畑を始めるなら堆肥も自分で作りたいと思うようになりました。
というのも、昨秋家庭菜園研究会のシンポジウムで一人のパネラーの方が堆肥を作る際の発酵の温度を利用してなすの苗を育てているという発表を聞いてから、<私もやってみたい!>とそれに憧れていたからでした。
本当にしたいのは堆肥作りか踏み込み温床か?
最初は踏み込み温床という言葉も知らなかったくらいで、たい肥作りと温床との違いを知りませんでした。堆肥を作ってそこで苗を育てれば良いだけだと思っていたのです。
でもその後、パネラーの先生を紹介してもらってお話を伺った時に踏み込み温床という言葉を教えてもらいました。それで先生のやっているのは踏み込み温床だという事が分かったのです。
でも、その踏み込み温床は面積がたくさん必要な上に雨を避けるための工夫が必要だったのです。。先生のおうちのたい肥場も見せていただいたのですが、とても(物理的に)我が家の周りに作れるものではなさそうでした(^^;)
堆肥を作ってついでにその温度を利用する・・という私の最初の考えは根本的に違っていたという事が分かって、さて、どうしたものかと悩みました。
何といっても私の希望は堆肥も作りたいし、苗も作りたいという欲張りなものだったのですから(*‘ω‘ *)
踏み込み温床とは?
踏み込み温床の言葉も知らなかった私ですが、今までに結構勉強したのでここで踏み込み温床について説明しておこうと思います。
- 踏み込み温床とは発酵熱を利用して夏野菜の苗を育てるために作る苗床です
苗を普通に育てるよりも早くに種を蒔くことができるので収穫の時期が早まったり収穫時期が長くなったりします。 - 苗を育てる間発酵が続くことが必要なのである程度の体積が必要です
1畳くらいの面積に踏み込んで50センチ以上の高さになるようにします。かなりの材料が必要です。 - 踏み込むのでしっかりとした枠が必要です
落ち葉や切りわら米ぬかなどを混ぜ、適量の水分を含ませたものを枠の中に積んでいき、上から踏み込みます。なのでしっかりとした枠が必要になります。 - 雨に濡れないようにすることが必要です
水分量は発酵に適したものにしなくてはいけないので雨に濡れてはいけません。ビニールハウスの中に作ったり、トンネルの中に作ったりします。 - 表面を平らにしてその上に育苗箱やセルトレーに種を蒔いたものを置きます
- 夜は寒くなるのでビニールハウスの中にある踏み込み温床にもトンネルを掛け保温したり、トンネルの上からさらに毛布をかけたりします。
- 種を蒔く少し前に仕込みます(種まき前に発根させておく場合)
そもそもの勘違いとなぜ勘違いしたのか?
堆肥を作ってその温度を利用して苗を育てるんだ。と思っていたわけですが堆肥も作ったことがなかった私は発酵で温度が上がるという事は知っていても、たい肥の発酵による発熱が堆肥を仕込んでからどのくらいで発熱してどのくらい続くのかを知らなかったのです。
実際には堆肥を仕込んだら2日後くらいには60℃以上の発熱があるようなのですが・・・1か月くらいしたら温度が上がるのかと思っていました(^^;
・・というまるっきりの無知からの勘違いだったのでした。
堆肥を作るだけならいつでも仕込みは出来て、野積みでもOK。
でも温床を作るなら種をまくころのに合わせて仕込まなくてはいけなくて苗が育つ間発酵が続くだけの量が必要でしっかりとした枠が必要。
といった感じでしょうね。
さて、我が家ではどうやって堆肥を作るのか
結局、たい肥作りと苗づくりをちょっと切り離して考えることにしました。
第一の希望は野菜を種を蒔いて苗から育てたいのです。
育苗するために踏み込み温床を作るには広い面積が必要となるので私ができるとしたら借りた畑で踏み込み温床を作り、その上に踏み込み温床がすっぽり入るくらいのトンネルをかけなくてはいけなくなります。
でも、その方法で育苗をするとしたら苗の温度管理を毎日毎晩しなくてはいけなくなり借りた畑では遠すぎるので管理に無理が出てしまいます。
苗の温度管理のために毎朝畑に苗を運び、夜には回収して夜間の寒い時間には家の中で保温することは距離から見ても時間から見ても現実的ではありません。日中も暑すぎたらトンネルを開けて空気の入れ替えをしなくてはいないのも日中働いているので無理があります。
なので借りた畑に踏み込み温床を作るのは却下です。
どうしようか考えている途中、しばらく我が家の南向きの出窓での温度を観察する事で我が家の出窓は育苗するのに温度が十分であることが分かりました。
かえってお天気の良い日には暑すぎるくらいです。
なので日中は出窓で日光に当て、夜間は発泡スチロールの箱に温水を入れたペットボトルを入れて保温することにしました。
そもそも発芽するまでは日光は必要ないので、発芽するまでは日中も発泡スチロールの中に温水をペットボトルに入れた状態での保温です。
とりあえず今年の育苗についてはこのようにすることにしました。
敷地の狭い我が家が選んだ落ち葉たい肥の作り方はこの方法!
苗だけではなくて堆肥も私は作りたいのです(*‘ω‘ *)
どうやって家で堆肥を作るのか、堆肥を作るにしてもその方法や場所が問題です。
もしも大きめのプランターくらいの量で落ち葉堆肥を作ることができるのなら、プランターくらいの金額ならたいしたこともないですし、場所的にもプランターが置けるくらいのスペースがあればよいわけですし、管理をするにしても家の周りに置けるので毎日こまめに様子を見ることができて楽チンなので良いよな~と思ったのです。
でも、ちょっと調べてみるとやっぱり少量ではうまく堆肥にならないような感じだと分かりました。
堆肥を作るだけなら借りた畑でもできます。でも野積みで1年以上かかるのはちょっと時間がかかりすぎな気がするのでやっぱり枠を作って作る堆肥の方がよさそうです。
でも、枠を作るとなったら千円くらいでは無理ですよね。やっぱり少なく見積もっても4,000円はかかりそうです(^^;
それで近くのホームセンターに行ってこんなもの↓を買ってきました。
310L入るもので約1,000円でした。経費的にはバッチリ(^^♪
大きさも68×68×68なので置き場所も踏み込み温床ほどは必要ないので我が家の駐車場の隅でもできそうです。
たい肥はこのバックで作ることとして、もしもうまく温度が上がったら苗の保温にも利用できるかも~( *´艸`) なんて考えています。
我が家の落ち葉堆肥はこのバッグに落ち葉を炭素素材として利用し、米ぬかを窒素素材として利用して作ることに決めました!
何だか長くなっちゃったので、続きはまた今度~(‘ω’)ノ
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