前回、種取り用の茄子の実がなってから収穫するまでの記事を書きました。
あれから2週間以上収穫したナスを追熟させて、一昨日ナスの種を取りだしました。
なすの種ってどうやってとるの? って思っていたのですが、やってみたら時間はかかるものの案外簡単でした。
モチロン一番時間がかかるのは茄子がなってからそのまま種ができるであろう時期まで放置する時間です。追熟まで済んでしまえば、あっという間の種取でした。
2週間追熟したナス
少しですが、シワシワになってきています。
種取り用のナスをいつまで追熟させるべきなのか、ちょっと悩んだのでなすの師匠に聞いてみたところ、我が家のナスはすでに8月から11月までナスの枝で長い期間育てていたので、1週間くらいでいいのではないか、との答えでした。
師匠にそう言われたから1週間で、とも思ったのですが、そのころには私の時間がなかったので2週間以上たった一昨日の種取り作業となりました。
でも、私のイメージではもっとシワクチャになったナスから種を取るイメージでした。それがあまりシワクチャになっていない状態です。これでいいのかな?という思いが出てきますが、まあ良しとして進みます。
種取り用のナスを切ってみます
まず、茄子の上の方3分の1には良い種が入っていないと聞いたので、上の部分3分の1を切ってみました。
ところが!
これにはチョット焦りました。
でも、種がないのはもう仕方がないことなので、切り進めます。
切っていくと、ようやく種が見えました。
正直言うと、最初に切った部分はまだ食べられそうなくらいのみずみずしさです。
この部分だって、種を気にしなかったら食べられそうです。。種は十分に育っているのかしら?
アップの写真に写してみると、まあ、心配するほどの未熟さではなさそうです。
ナスの実から種を手で取りだしていきます
本当なら種が実からはがれやすくするために切る前にナスを叩いたり、揉んだりします。
私も一応はやってみました。。
でも、実から種がはがれている様子は全くありませんね。。
なので、手でひたすら種を取り出していきます。
取り出した種はボウルの中へ入れていきます。
維管束に沿って種ができているはずなので、割と種はまとまって存在するので種を取りだすことはそれほど大変な作業ではありませんでした。
でも、何しろこのナス、大きいんです。そして、種が結構あったので小一時間ほどかかりました。
種を取りだしたら結構な量がありました。これを水で洗います。
浮いている種は捨ててしまいます。
何度も水を替え、指でスリスリして種の周りについていたなすの実を取り除いてみました。
それがこの↑状態です。
上の写真と比べるとずいぶんきれいになったのが分かります。
でもね、正直に言うとこんなにたくさんの種は私には必要ありません。そしてちょっと種の追熟具合に不安もあったので、塩を入れて沈んだものだけを我が家の種として保管することにしました。
塩を入れてみる
なので塩をここに入れていきます。なかなか種は浮きません。。なのでどんどんドンドン入れていきます。これはもう意地だというくらいまで入れてみます。するとようやく・・
既にかなりの量の塩が入っています。海の水くらいのしょっぱさです。
なので、まあ、少ししか浮いていませんが、浮いた種を捨てて、コレでヨシとすることにしました。
それで、出来上がりが下の写真です。
少しは減ったのですが、わかるでしょうか?
この種を来年の2月か3月に蒔いて、育てようと思います。
さて、種取り作業はまだ続きます。
なすの種を乾燥させます
なすの種をまず水と分けようと思って、ティッシュに取り出しました。重ねたティッシュに水を吸わせれば簡単です。
そのあと、ティッシュを変えてその場所で乾燥させることにしました。普通は網に入れて風通しの良いところで乾燥させるのでしょうね。
でも、網を探すのがちょっと面倒だったのです(;´・ω・)
そこが間違いでした。やっぱり手間を惜しんでは結果が良くありませんでした。
実は次の日、乾燥した種を移動しようと思ったら、ティッシュに種が張り付いてしまって取れなくなってしまったのです。
ティッシュから種を取るのに、苦労しました。あまり強い力では種に良くなさそうだし、力が弱ければ取れないし。。
なので、皆さんは間違ってもティッシュの上で乾かしてはいけません。もっと固い紙の上・・・ではなくて、網に入れて乾燥させましょう!
私も、今後はティッシュの上では2度と種を乾燥させません。
完成した種です。
・・・よく見たら、ティッシュがまだたくさん付いています。。
でもね、もうこれ以上は無理だと思うんです。多分、種を蒔くときに、濡らせば簡単に取れるはずです。だから大丈夫!
・・と信じて、2月の終わりか3月まで、袋に入れて一緒に乾燥材も入れて、冷蔵庫の中に保管しておくことにします。
ちなみに・・
2番目の写真の種のなかった上の方、何だか食べられそうな気がしたので、節約主婦としては捨てるに惜しく、その日の晩御飯のおみそ汁の具にして頂きました!
何の問題もなく、食べることができました。
それにしても、8月に成ったナスを11月に収穫して食べるなんて、考えもしなかったことです。なすの生命力に感謝!
そして、この生命力を持ったナスから取れた種。来年のナスの成長が楽しみです。
コメント
大変参考になりました。
今年も、メロンと茄子 に挑戦します。
少しは要領がおかげで分かりかけました。
初めまして
コメントありがとうございます(^^♪
実は昨年取ったこのナスの種で今育苗しています!
塩を入れて吟味したお蔭かどうかは定かではありませんが、発芽率も良く、昨年よりもしっかりとした苗に育っているように思います。
育てたメロンとナスから種取できると良いですね~
また結果が聞けると嬉しいです♡
検索でこちらにお伺いいたしました。
畑で取り忘れの茄子がお化けみたいに大きくなっていました。
(この夏は畑に行く回数が少なくて、草の中に隠れていました)
もうしばらく置いてから採って、ご紹介のように種取をしたいと
思っています。参考になります。どうも有難うございました。
文士の農法と揶揄されている yoーサン でした。
コメントありがとうございます!
・・・と言っても気が付くのが遅すぎですよね、申し訳ありませんでした。
ナスの種取り、出来たでしょうか?
種から育てたナスは本当に愛着がわくといいますか、間引くのがもったいないくらいに感じますネ(^^
ご無沙汰致しました。
お陰様で今年も茄子、トマトの種取りが出来ました。
昨年の茄子、トマト、そしてダイコンなども、とても良く実りました。
それでは今日はこれにて。
お久しぶりです(*^_^*)
ナスやトマトの種取り、出来たのですね!
そうやって段々と自分の畑にあった種ができていくんですよね~(^^♪
我が家はトマトの種はたくさん取れたのですが・・
今年のナスは今一つの成長だったので、来年は昨年取った種を蒔くことにして、今年の種は取らなかったのです。
何といっても今年は猛暑で、雨も少なくて・・・
‥というのはやっぱり言い訳で、結局は毎日畑に行けなかったのが原因だと思います。
来年はナスも種を取りたいと思っています。
コメントありがとうございました(#^^#)
今年初めて天狗ナスの苗を購入して栽培しています。
昨日、初収穫しました。大きいものは、600グラムありました。
シンプルに焼きナスにして食しました。
カワはうすく、実の部分はジューシーでやわらかくとろける様でした。
天狗ナスの虜になりました。
そこで、種の採取方法を検索していてたどり着きました。
とても参考になりました。ありがとうございます。
出来の良い天狗ナスに、7月にはいったら伸縮性のある”水切りネット”をかぶせてみます。
雪さん、コメントありがとうございます。
記事が少しでも参考になったらなとっても嬉しいです。
天狗ナス、天狗の鼻のような突起のあるナスをTwitterか何かで見たことあります。そんなにおいしいのですね!
天狗ナスとの出会いがあったら、私もぜひ作ってみたいと思いました。
上手くいくといいですね。